国民総生産(GDP)とは?

国民総生産(GDP)とは、国内で新たに生産されたモノ・サービスの付加価値の合計のことです。

ちょっと難しいと思うので、具体的な例をみてみましょう。

たとえば、10億円分の小麦を輸入して、国内でパンを製造して100億円で販売したときについて考えてみます。

この場合、国内で生産した付加価値って「100−10=90億円分」ですよね。つまり、国内では小麦をパンに加工する産業しかなければ、国民総生産(GDP)は90億円というわけです。

では、何故、90億円なのでしょうか。

「10億円分の小麦を輸入して、国内でパンを製造して100億円で販売した」ということの「見方」を少し変えてやると、「10億円でしか販売できなかった小麦が、パンに加工することで、100億円で販売できた」ということですよね。つまり、国内でやった「小麦をパンに変える作業」のお陰で、「100−10=90億円」分、販売価格を上げることができたわけです。つまり、国内の作業のお陰で90億円の付加価値がついたわけです。

このように、国内で新たに生産されたモノ・サービスの付加価値の合計のことを、国民総生産(GDP)といいます。

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名目GDPと実質GDP

GDPは、名目GDPと、実質GDPの2種類あります。

この2つ、何が違うのかというと「物価の変動の影響」を入れているか入れていないかの差です。つまり、物価の変動を考慮せずにそのまま算出したのが「名目GDP」であり、物価の影響を考慮したものが「実質GDP」というわけです。

これは、どういうことなのかというと――。

たとえば、1月に10億円分の部品を輸入して、パソコンに加工したとします。物価が上昇していると(インフレだと)、作成したパソコンは1月は100億円で、2月は101億円で、3月は102億万円で販売できるというように、物価変動に連動して販売価格も上昇してきますよね。

では、ここで、GDPを算出してみましょう。

■1月に販売した場合:100−10=90億円
■2月に販売した場合:101−10=91億円
■3月に販売した場合:102−10=92億円

1月に販売しても、2月に販売しても、3月に販売しても、「海外から部品を輸入して、パソコンに加工したこと」には変わらないので、理論上は、いつ販売してもGDPは同じになるはずなのですが、実際は物価の変動があるために、いつ販売するのかで、GDPが変わってくるわけです。

このような物価の変動を考慮せずに算出したGDPのことを「名目GDP」と、物価の変動を考慮して算出した(変動を控除したものが)実質GDPというわけです。

もちろん、実質GDPの方が重要視されます。

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国民総生産(GDP)が為替レートに及ぼす影響

GDPは、「速報値」「改定値」「確定値」の3回に分けて発表されます。このうち、為替レートにもっとも大きな影響を与えるのは「速報値」です。速報値が事前の予測よりも、大きくずれていたときなど、為替レートが大きく変動することもあります。

つまり、為替取引の際は、実質GDP、速報値を注視する必要があるわけです。

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