ゴールデンクロス・デッドクロスとは?
まずは、復習から。短期の移動平均線の場合だと、実際の値動き(下図の黒線の部分)より、若干、右にズレるだけでした。
※)黒い線と赤い線の頂点を見れば、赤い線が黒い線より右にズレているのが、わかるかと思います。
※)グラフの頂点を見比べると、ズレているのが、わかるかと思います。
中・長期の移動平均線の場合だと、実際の値動き(下図の黒線の部分)より、かなり、右にズレました。
つまり、短期の移動平均線は、実際の値動きに近く、長期の移動平均線は、実際の値動きより、にぶい動き(遅れて動く)をするのでした。
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ゴールデンクロスとは?
下降局面を考えてみます。つまり、為替レート・株価が、ずっと下がっている時です。ずっと下がっているわけですから、短期も中期も長期も、すべての移動平均線は、ずっと下がりっぱなしですよね。そこで、為替レート・株価が反転して、上昇したとします。
すると、どうなると思いますか?
短期の短期の移動平均線は、実際の値動きに近いのでした。逆に長期の移動平均線は、実際の値動きより、にぶい動きをするのでした。つまり、現実の値動きに近い、短期の移動平均線だけが、上昇しますよね。長期は、動きが鈍いので、まだ下がりっぱなしです。
こういった時に、下図のように、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けることがあるのです。
このような時を、「ゴールデンクロス」といいます。
※)ゴールデンクロスは、中期が長期を上抜けることも指します。
つまり、ゴールデンクロスは、今まで下降局面だった為替レートや、株価が反転して上昇を始めたという目印になるわけです。多くの人が「ゴールデンクロスだ!買いだ!」といっているのは、「為替レートや、株価が反転して上昇し始めた」ということと同じなのです。
ゴールデンクロスになったら、上昇すると言われていますが、実際はそうでもないですよ。
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デッドクロスとは?
デッドクロスとは、「ゴールデンクロスの逆」です。
短期(または中期)の移動平均線が長期の移動平均線を下抜けることを指します。つまり、デッドクロスは、今まで上降局面だった為替レートや、株価が反転して下昇を始めたという目印になるわけです。
デッドクロスになったら、下昇すると言われていますが、実際はそうでもないですよ。