TOB(株式公開買付)とは?
TOB(株式公開買付)とは、買付株数、買付価格、買付期間などを公示して、市場を通さずに株主から直接的に株式を購入して、企業を買収する方法のことです。
でも、何故、わざわざ市場を通さずに株を購入するのでしょうか。
企業を買収するだけの株式を購入しよう思えば、ものすごい株数を購入しないといけないですよね。ものすごい株数を購入すると、株価はどうなると思いますか?
例えば、オークションを思い出してください。
オークションなどで買いたい人が増加すると、価格が釣りあがっていきますよね。それと同じです。ものすごい株数を購入しようとすると、株価が跳ね上がっていくのです。こうなると、企業は買収にいくらお金がかかるのか、全く読めなくなってしまいます。
そこで、市場を通さずに、株主から直接購入するのです。それがTOB(株式公開買付)と呼ばれる制度です。ちなみに、TOBでは、市場の2割り増しくらいで株を購入してくれるそうです。