スプレッドとは?
スプレッドを、ものすごく簡単に説明すると、ある通貨を、最も高く買おうと思っている人が示しているレート(Bid)と、最も低く売ろうと思っている人が示すレート(Ask)の差のことです。例えば、105.5円/ドル(Bid)で買いたい人と、105.8円/ドル(Ask)で売りたい人がいるなら、スプレッドは0.3円/ドルになります。
※)105.5円/ドルが買おうと思っている人の最大値、105.8円/ドルが売ろうと思っている人の最小値
ドルを買って(105.8円/ドル)、すぐに売ると(105.5円/ドル)、0.3円/ドルの損をします。この0.3円/ドルが一種の手数料になります。外貨取引をする時、スプレッドが一種の手数料になります。
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FXをするとき、スプレッドには要注意
証券会社に支払う手数料は、このスプレッドを含む場合があります。こういうことがあるので、スプレッドが曲者になる場合があります。
例えば以下の2つの証券会社があったとします。一見すると、証券会社Bの方が手数料が安い気がしますが…。
■証券会社A
手数料:往復で20銭
証券会社Aが示す為替レート:105.5円/ドル-105.8円/ドル(スプレッドは30銭)
■証券会社B
手数料:往復で10銭
証券会社Bが示す為替レート:105.3円/ドル−106円/ドル(スプレッドは70銭)
※)往復=「ドル買い→ドル売り」のように一連の取引をすること
もし、ドルを買ってすぐに売るとすれば、証券会社Aの手数料は、「20銭+30銭=50銭」になります。しかし、証券会社Bの手数料は「10銭+70銭=80銭」になります。結局、証券会社Bの方が手数料が高いというわけですよね。気をつけましょう。