財務諸表とは?(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)

「企業の株式を買おう!」と思っても、どの企業の株式を買えばいいのかわかりませんよね。でも、「この企業は前年度より利益が増加している」「この企業は他の企業に比べて経営成績がよい」などということがわかれば、どの企業の株式を購入すればいいのかわかるようになります。では、企業の1年間の企業の成績(どのくらい儲けたのか)を知るには、何を見ればいいのでしょうか。

それが「財務諸表」です。財務諸表を見ると、企業の経営成績、財務状態がわかるようになります。でも、「財務諸表」って一体何なのでしょうか?

「財務諸表」とは、わかりやすく言うと、企業の1年間の「通信簿」です。財務諸表には、1年間の企業が、どのくらい費用をかけて、どのくらい儲けたのかが詳細に書いてあります。つまり、財務諸表が読めるようになると、企業の「成績」が詳細にわかるようになるわけです。

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財務諸表とは?具体的に解説!

大体、財務諸表のことがわかりましたか?では、更に具体的に財務諸表の説明をしていきます。

企業の成績を表す財務諸表には、以下の3種類あります。

1.損益計算書(P/L)
2.貸借対照表(B/S)
3.キャッシュフロー計算書(C/F)


いきなり難しい言葉がでてきましたね。
まずは1と2から説明しますが、詳しく解説しすぎると難しくなってしまいますので、ものすごく簡単に解説します。
※)わかりやすさを優先しているので、正確さが欠ける解説や強引な解説もあります。ご了承ください。

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損益計算書とは?貸借対照表とは?

みなさんが最終的に知りたいのは、企業の「利益」ですよね。利益が高い企業に投資したい思いますので。
※)ちなみに利益と売上の違いはわかりますか?商品1000円(原価200円)が10個売れた場合、売上は1万円ですが、利益はここから原価を引いて8000円になります。

「利益」を出すには2通りの方法があります。

■方法1

例えば、1月1日に10円の現金と、90円の価値があるパソコンを持っていたとします。それが12月31日には1500円の現金と、借金500円になったとします。では、この一年間でいくらの利益が得られたのでしょうか?



1月1日には「10円+90円=100円」の資産がありました。12月31日には「1500円−500円=1000円」の資産になっています。つまり、この1年間で「1000−100=900円」の資産が増加したことがわかります。つまり、1年間で、その増加分の利益が資産に変わったことがわかります。

このように、資産(負債・資本)の差額を出すと、利益がでてきます。
※)実際には「資本」があって、もう少し難しくなります。

■方法2

例えば、今年中に、広告費に10円、原材料費に90円かかり、収益が1000円発生したとします。利益はいくらでしょうか?



「利益」は「収益−費用」で出てきますよね。1000円−(10+90)=900円の利益となります。このように費用と収益の差額を出しても利益が得られます。

■つまり・・・

方法1のようにある1時点での資産(負債・資本)の差額を計算すると利益がでることに注目したのが、「貸借対照表」で、方法2のように期中に生じた費用と収益を集計すると利益がでることに注目したのが、「損益計算書」です。

言い換えると、例えば年末に、年始と年末の資産(負債・資本)の差額に注目して利益を出したのが「貸借対照表」で、1年の間で生じた費用と収益を記録していって、年末にまとめて「利益」を出したのが「損益計算書」になります。
※)本当はもう少し複雑です。

同じ利益をだす「貸借対照表」と「損益計算書」です。利益を出す方法が違っても、同じ企業のことであれば、「利益」の額は同じになります。つまり、損益計算書ででてくる「利益」と貸借対照表の「利益」は同じです。

大体、損益計算書と貸借対照表のことがわかりましたか。では、残ったキャッシュフロー計算書について説明します。

キャッシュフロー計算書とは?

損益計算書と貸借対照表だけしか見ていないと、利益がでていても、手元に現金がない事態が生じます。つまり、損益計算書や貸借対照だけでは、現金がなくても資産さえあれば利益がでているという状態が生じてしまうのです。

具体的に考えていきましょう。
例えば、期中に1000円の現金を稼いで、1000円の土地を買ったとします。こういう場合、損益計算書にも貸借対照表にも利益はでていると書かれています。でも、この場合、土地はあっても現金は全く持っていませんよね。しかし、明日までに、現金で10円払わなければ倒産することになりました。このような場合、どうなると思いますか?

もちろん、土地が売れなければ倒産してしまいます。

損益計算書にも貸借対照表にも利益がでているのに、現金がないが故に倒産してしまう「黒字倒産」が一時期流行りました。そこで、現金の動きだけを記録したキャッシュフロー計算書があるのです。キャッシュフロー計算書では現金の動きしか掲載していません。

財務諸表はどこで見ることができるの?

「財務諸表はどこで見ることができるの?」と思いますよね。大きな書店に行けば「有価証券報告書」が売っています。そこに各企業の財務諸表があります。また、ホームページにも公開している企業もあります。

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